どうも、映画大好きブロガーhasuke(@hasuke_hobby)です。
今回は2019年秋映画の興行収入ランキングと評価をまとめました。秋映画の定義として9月~11月公開としています(ただし月末公開は次月に含む)。
なので今回は8/30(金)~11/28(木)までの期間に公開された作品になります。興行収入の集計期間を考慮した期間にしています。
最初に2019年秋映画の興行収入ランキングを発表。次に秋映画の主要映画がどのような興収で評価だったかを紹介していきます。
2019秋映画(興行収入)ランキング
1位 | アナと雪の女王2 | 125億円 |
2位 | ジョーカー | 50.1億円 |
3位 | 記憶にございません! | 35.9億円 |
4位 | ターミネーター ニューフェイト | 23.0億円 |
5位 | かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 | 21.9億円 |
6位 | IT イット2 THE END それが見えたら、終わり。 | 18.0億円 |
7位 | 映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ | 14.3億円 |
8位 | マレフィセント2 | 13.6億円 |
9位 | 人間失格 太宰治と3人の女たち | 12.2億円 |
10位 | 決算!忠臣蔵 | 10.2億円 |
※当ブログで使用している興行収入はインターネット上で公表されている数字です。
洋画実写4本、邦画実写4本、邦画アニメ1本、洋画アニメ1本。
秋は実写が強かった。そして、邦画と洋画がちょうど5対5という良いバランス感です。
秋を制したのは強豪ディズニーの『アナと雪の女王2』でした!
アナ雪はどちらかというと冬映画に近いんだけど、公開日で分けたのでご了承ください(笑)。
公開日がずれていたら『ジョーカー』が覇権でした。こっちの方がしっくりくるなぁ(笑)。
では、ここからは公開順に主要映画の興行収入と評価を振り返っていきます。公開スクリーンも併記しました。
※スクリーン…映画館にある「観客席を備えて、映画を投射できるスクリーンを持つ場所」
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
公開日 :8月30日
スクリーン:320
興行収入 :11.5億円
クエンティン・タランティーノ監督の上、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演した超豪華作品。
320スクリーンという規模を考えると少し寂しい興収結果ですが、派手なアクションも無い洋画なので頑張った方と思います。
2020年アカデミー賞10部門にノミネートされており評価も高い作品です。ただレビューサイトでは賛否分かれている感じですね。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.7/5 | 3.7/5 |
ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形
公開日 :9月6日
スクリーン:83→130
興行収入 :6.4億円
2018年にテレビ放送されたアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の新たな物語を描く外伝。京都アニメーションの凄惨な事件後、初の新作映画になります。
事件後という事で注目されていたのもあってか、3週間限定の小規模上映でこの興収ならば悪くない結果と言えるのではないでしょうか。
京アニの高いクオリティは健在であり、「ぴあ映画初日満足度調査」及び「Filmarks映画初日満足度ランキング」で、それぞれ1位を獲得する高評価を受けました。
なお2020年4月に『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が公開するようです。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
4.6/5 | 4.5/5 |
かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦
公開日 :9月6日
スクリーン:291
興行収入 :21.9億円
テレビアニメ化もされた赤坂アカの人気ラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい』の実写映画化。
興収は20億円超えで成功でしょう。実写化は爆死が多いのに凄い。平野紫耀と橋本環奈のW主演効果が大きかったかな。
しかし、その一方で評価は低め。特に原作ファンからは辛い評価が多いように思います。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.0/5 | 2.7/5 |
記憶にございません!
公開日 :9月13日
スクリーン:352
興行収入 :35.9億円
映画作品としては2015年以来の三谷幸喜監督作品。記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディです。
興収30億円超えなので成功ですね。特に三谷作品は前作『ギャラクシー街道』が13.2億円とイマイチだったので、面目を一新しました。
ただ評価としてはそこそこといったところ。三谷作品は過去に名作が揃っているだけに新作は苦戦しがちですね。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.8/5 | 3.7/5 |
HELLO WORLD ハローワールド
公開日 :9月20日
スクリーン:255
興行収入 :5.9億円
人気アニメ「ソードアート・オンライン」シリーズの伊藤智彦監督が、近未来の京都を舞台に描いたSF恋愛物のオリジナルアニメ。
興収は5億は超えるも爆死ですね。人気俳優を声優に起用するも効果なし。最近のオリジナルアニメは大体このパターンだなぁ。
評価も低めです。難解すぎるという感想が多く、オリジナル脚本にありがちな失敗パターンですね。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.5/5 | 3.5/5 |
アド・アストラ
公開日 :9月20日
スクリーン:396
興行収入 :5.9億円
太陽系の遥か彼方で消息不明となった父親を捜しに旅立つ宇宙飛行士の姿を描いたSF映画です。
興収はこちらも10億に届かず爆死ですね。大規模上映かつブラピの主演など話題性が高かったのにこれは痛い。
評価もかなり低いです。イマイチ盛り上がりに欠ける脚本だった事が多く指摘されています。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
2.8/5 | 2.9/5 |
ジョン・ウィック3 パラベラム
公開日 :10月4日
スクリーン:256
興行収入 :5.0億円
キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、これまでにないアクション要素を盛り込んだアクション映画「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾。
人気シリーズながら興収は5億円と爆死。とはいえシリーズで考えると一番の興収です(過去2作は3億円代)
評価はそこそこです。予想以上でも以下でもない感じですね。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.8/5 | 3.7/5 |
ジョーカー
公開日 :10月4日
スクリーン:359
興行収入 :50.1億円
「バットマン」のヴィランであるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化した作品です。
興収は50億円と大成功。ジョーカーは人気キャラですが、日本でここまでの成功は予想外でした。この興収結果は2019年公開映画の第12位です→2019年映画興行収入ランキング!
評価も高めです。アカデミー賞でも最多11ノミネートを果たしました。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
4.1/5 | 3.9/5 |
空の青さを知る人よ
公開日 :10月11日
スクリーン:318
興行収入 :5.7億円
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の監督・長井龍雪、脚本家・岡田麿里、総作画監督・田中将賀が再結集し、前2作同様に秩父を舞台としたオリジナルアニメ映画です。
大規模上映を敢行するも興収は5億円と大爆死。こちらも人気俳優をキャスティングしましたが・・・。「超平和バスターズ」も昔ほどのネームバリューが無くなってしまった気もします。
興収は惨敗も評価は高いです。日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞も受賞しており、作品としては良い映画だったようですが・・・
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
4.1/5 | 4.0/5 |
最高の人生の見つけ方
公開日 :10月11日
スクリーン:348
興行収入 :9.5億円
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した同名映画を原案に、吉永小百合と天海祐希でリメイクしたハートフルドラマの映画です。
興収は10億円には届かず。ただ人気若手俳優がメインという訳でもなく、作品内容も派手なジャンルでは無いので、この興収結果は頑張った方かなと思います。
ただ評価はイマイチです。原作の洋画が名作なので、どうしてもそれと比較されてしまう部分はありますね。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.6/5 | 3.6/5 |
マレフィセント2
公開日 :10月18日
スクリーン:825
興行収入 :13.6億円
ディズニーアニメ「眠れる森の美女」でオーロラ姫に永遠の眠りの呪いをかけたマレフィセントを主人公に、アンジェリーナ・ジョリー主演で実写化した「マレフィセント」の続編。
興収は13億円とそこそこの結果。ですがかなりの大規模上映なので、これは爆死レベルでは?と思いますね。前作の興収は65.4億円だったので大幅に減少してしました。
評価も微妙ですね。前作で完結してたように思える作品だけに、どうしても評価が辛くなってしまうのも分かります。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.8/5 | 3.5/5 |
冴えない彼女の育て方 Fine
公開日 :10月26日
スクリーン:121
興行収入 :7.0億円
丸戸史明の同名ライトノベルを原作とするテレビアニメ「冴えない彼女の育てかた」の劇場版にして完結編。
小規模上映で興収は7億円なので結果としては成功ですね。最近は深夜アニメ映画の興行収入が本当に侮れません。多数の有名俳優を起用したオリジナルアニメより興収が上なんですよね。
評価は絶賛の嵐。原作のファンが観に行くので高評価になりやすいですけどね(笑)。それでも失敗するパターンも当然あるので『冴えカノ』は良い映画化だったと思います。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
4.4/5 | 4.4/5 |
IT イット2 THE END それが見えたら、終わり。
公開日 :11月1日
スクリーン:352
興行収入 :18.0億円
スティーブン・キングの小説「IT」を映画化したホラー「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」の続編にして完結編。
興収は18億円と良い結果でした。ホラーの続編でこの数字は凄いですよ。前作の22億円よりは減っちゃいましたけどね。
しかし、評価はあまり良くありませんね。前作やリメイク元の映画もヒットしているので、どうしてもそちらとの比較がされてしまう部分があると思います。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.3/5 | 3.3/5 |
映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
公開日 :11月8日
スクリーン:114→212
興行収入 :14.3億円
「日本キャラクター大賞 2019」でグランプリを受賞したサンエックス株式会社の大人気キャラクター「すみっコぐらし」の映画化になります。
小規模上映ながら興収は14億円と大成功。思わぬ大ヒットに驚きでしたね。
評価も高くなっています。子供だけでなく大人も感動してしまったという感想がSNSで一気に広がったのが記憶に新しいですね。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
4.3/5 | 3.8/5 |
ターミネーター ニューフェイト
公開日 :11月8日
スクリーン:808
興行収入 :23億円
SFアクション「ターミネーター」のシリーズ通算6作目で、名作として人気の高い「ターミネーター2」の正当な続編となる映画です。
興収は23億円と悪くないですが、上映の規模から考えると寂しい結果に。流石にターミネータシリーズ自体が飽きられてきている感じは否めません。
評価もイマイチな模様です。シリーズの作品数が多く、設定もごちゃごちゃになっているので、ファンも感想は賛否に分かれていました。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.7/5 | 3.5/5 |
決算!忠臣蔵
公開日 :11月22日
スクリーン:338
興行収入 :10.2億円
忠臣蔵を題材に、限られた予算の中で仇討を果たそうとする赤穂浪士たちの苦労を描いた時代劇コメディ映画です。
興収は何とか10億円を超えましたが、大規模上映なのを考えると良くない結果になりますね・・・。
評価も辛めになっています。発想は斬新だけどコメディに振りすぎという趣旨な感想が多く見られました。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.3/5 | 3.3/5 |
アナと雪の女王2
公開日 :11月22日
スクリーン:878
興行収入 :127.9億円
世界中で社会現象を巻き起こし、日本でも歴代3位となる興行収入255億円を記録したディズニーアニメ「アナと雪の女王」の続編となる映画です。
秋映画というには変な気もしますが公開が11月22日なので、こっちの区分に入れています(笑)。
興収は圧巻の120億円超え。さすがに前作には及びませんが100億円を超えてくるあたりは凄いですね。
評価はやはり前作に比べたら落ちますが、思ったより評価されているイメージです。前作に負けじと頑張ったと思います。
レビューサイト評価点 (2020年1月時点) |
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yahoo映画 | 映画.com |
3.8/5 | 3.6/5 |
<まとめ>2019秋映画の興行収入と評価まとめ
興行収入では邦画の実写が頑張っていました。ただ評価は辛めも多かった印象もありますが・・・
評価面では『ジョーカー』が一番良かったんじゃないでしょうか。話題性も十分でした。果たしてアカデミー賞は取れるでしょうか、注目です!
さて、秋に続き冬映画も既に話題沸騰の『パラサイト 半地下の家族』、人気漫画の実写化『ヲタクに恋は難しい』など注目作はたくさんです。
興行収入や評価はどうなるのか?楽しみですね!