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(2019年最新版)全ジブリ作品の興行収入&評価を中心に紹介!<スタジオジブリ年表>

2019年最新版 全ジブリ作品 興行収入 評価 中心 紹介 スタジオジブリ 年表

どうも、アニメ大好きブロガーhasuke(@hasuke_hobby)です。

近年、映画の中でもアニメが盛り上がっています。
興行収入ランキングで上位をアニメが占めるのも珍しくありません。
そんなアニメ映画で有名なのはスタジオジブリですよね。
以前、自分がおすすめするジブリ映画ランキング記事を作りました。

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今回は全ジブリ作品の興行収入&評価を中心に紹介していきます。
興行収入はネット上で公表されているものです。
評価に使っている大手レビュー2サイトの点数は2019年8月時点のものになります。

 

ルパン三世 カリオストロの城(1979)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿/山崎晴哉

<原作>
モンキーパンチ『ルパン三世』

<主題歌>
ボビー「炎のたからもの」

<主要声優>
山田康雄/島本須美など

<興行収入>
6.1億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.5/5
(映画.com)4.2/5

個人的オススメ度:

スタジオジブリ制作ではないんですが宮崎駿監督デビュー作という事で、この作品から始めていきます。
皆さんご存知の国民的アニメ『ルパン三世』の劇場版を手掛けました。
今でも名作として人気が高い作品です。
まだ今の様に知名度も無い頃なので興行収入の低さは仕方ないですね。

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風の谷のナウシカ(1984)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
宮崎駿『風の谷のナウシカ』

<主題歌>
安田成美「風の谷のナウシカ」
※劇中では使われず

<主要声優>
島本須美/榊原良子など

<興行収入>
7.4億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.4/5
(映画.com)4.0/5

個人的オススメ度

これも実はスタジオジブリ制作ではなくトップクラフト制作
しかし、宮崎駿が監督・脚本・原作漫画を手掛けた作品なので今回入れました。
壮大なストーリーと強いメッセージ性がある名作。
ただ難解でありシリアスすぎるせいか好きなジブリ作品に挙がりづらく、TV放送も少ない不憫な作品でもあります。
ちなみに、原作となる宮崎駿監督の漫画も書き込みが凄まじく面白いので、一読の価値あり。

 

天空の城ラピュタ(1986)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
宮崎駿/アニメオリジナル

<主題歌>
井上あずみ「君をのせて」

<主要声優>
田中真弓/横沢啓子など

<興行収入>
11.6億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.6/5
(映画.com)4.1/5

個人的オススメ度

1985年にスタジオジブリが設立されてから初めて制作された作品。
今ほど知名度も人気も無かったからか何と興行収入はワースト1位
しかし、作品としては非常に人気があり、TVでもよく放送される名作です。
ネットでは作中の「バルス」の台詞と同時にSNSや掲示板に同語を書き込むというバルス祭りが流行っていたりする(笑)

 

となりのトトロ(1988)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
宮崎駿/アニメオリジナル

<主題歌>
井上あずみ「となりのトトロ」

<主要声優>
日高のり子/坂本千夏など

<興行収入>
11.7億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.5/5
(映画.com)3.9/5

個人的オススメ度:

スタジオジブリの象徴的な作品にして、一番幅広い層に人気であろう名作。
今なお高い人気を誇り、夏の風物詩のように夏休みに2年周期で放送されています。
この作品も初期だからか興行的にはイマイチです。今公開したら超大ヒットしそうだけど。
あと、この作品は都市伝説がたくさん囁かれる面白い一面もあったりします。あれってどこまでが真実なんでしょうね(笑)

 

火垂るの墓(1988)

<監督>
高畑勲

<脚本>
高畑勲

<原作>
野坂昭如『火垂るの墓』

<主題歌>
アメリータ・ガリ=クルチ「埴生の宿」

<主要声優>
辰巳努/白石綾乃など

<興行収入>
11.7億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.3/5
(映画.com)3.7/5

個人的オススメ度:

ここまで宮崎駿監督の作品ばかりでしたが、ジブリでもう一人忘れてはならない高畑勲監督のジブリでの初監督作品がこちら。
公開時は『となりのトトロ』と同時上映。結構冒険してるラインナップですよね(苦笑)
反戦映画として有名な作品で幼い兄妹が過酷な戦時下で生活するという重いストーリーから好き嫌いは分かれる作品と言えます。
ダイレクトなメッセージ性があるのが高畑監督らしい。
この作品を観るとサクマ式ドロップスが食べたくなりません?

 

魔女の宅急便(1989)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
角野栄子『魔女の宅急便』

<主題歌>
荒井由実「ルージュの伝言」
「やさしさに包まれたなら」

<主要声優>
高山みなみ/佐久間レイなど

<興行収入>
43億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.4/5
(映画.com)3.9/5

個人的オススメ度:

『となりのトトロ』に続いて根強い人気を誇る作品です。
質の高い作品を連発したのがようやく評価されたのか、興行収入もついに成功を収めました。
『となりのトトロ』と同じく幅広い層に受けるタイプの作品でジブリはこういう作品が本当に上手い!
特に今作は宮崎監督の真骨頂である「少女」の描き方が神がかってましたね。
ちなみに2014年に実写版が作られるも興収も評価も散々な結果に・・・忘れてあげましょう。

 

おもひでぽろぽろ(1991)

<監督>
高畑勲

<脚本>
高畑勲

<原作>
岡本螢/刀根夕子『おもひでぽろぽろ』

<主題歌>
都はるみ「愛は花、君はその種子」

<主要声優>
今井美樹/本名陽子など

<興行収入>
31.8億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.0/5
(映画.com)3.1/5

個人的オススメ度:

3年ぶりの高畑監督作品になります。
興行収入は『魔女の宅急便』より落ちました。評価も辛めが多いですね。
作品自体が大人の女性の物語なのでターゲット層が絞られているのもその原因かと思います。
かくいう自分もあまりハマりませんでした。映像や音楽はさすがって感じだったんだけど・・・
あまり人気が無いからか全国テレビ放送でも2015年が最後だったり(2019年時点)

 

紅の豚(1992)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
宮崎駿『飛行艇時代』

<主題歌>
加藤登紀子「時には昔の話を」

<主要声優>
森山周一郎/加藤登紀子など

<興行収入>
54億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.2/5
(映画.com)3.8/5

個人的オススメ度:

宮崎駿監督の短編漫画を原作とした作品。
当時の日本アニメ映画の興行収入で新記録になるほどの大ヒットを飾ったようです。
とにかく渋い!主人公がおっさん(豚)という前代未聞のジブリ作品です。
個人的には一番好きなジブリ作品
渋いストーリーの中に遊び心や空戦があって面白いんですよ。後、フィオがめっちゃ可愛い(笑)
「飛ばねぇ豚はただの豚だ」は今でも語り継がれる名言。

 

平成狸合戦ぽんぽこ(1994)

<監督>
高畑勲

<脚本>
高畑勲

<原作>
高畑勲/アニメオリジナル

<主題歌>
上々颱風「いつでも誰かが」

<主要声優>
野々村真/石田ゆり子など

<興行収入>
44.7億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.0/5
(映画.com)3.3/5

個人的オススメ度:

またもや3年後となった高畑監督作品。
高畑作品はいかんせん宮崎作品に興行収入・評価で遅れを取っているイメージですが、この作品は良い勝負じゃないでしょうか。
自分も高畑作品の中では一番好き(かなり昔の『パンダコパンダ』も良い勝負だけど)
強いメッセージ性と観終わった後の何とも言えない後味が高畑監督らしいです。
落語家が多く出演してるのも特徴(桂米朝さんとか)

 

耳をすませば(1995)

<監督>
近藤喜文

<脚本>
宮崎駿

<原作>
柊あおい『耳をすませば』

<主題歌>
本名陽子「カントリー・ロード」

<主要声優>
本名陽子/高橋一生など

<興行収入>
31.5億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.2/5
(映画.com)3.8/5

個人的オススメ度:

ここで初めて宮崎・高畑監督以外の監督作品が出てきました。
近藤喜文監督は長年アニメーターとして両氏の作品を支えていたようで、今作で映画監督デビューを果たしたようです。
しかし、3年後に病死されたのでこれが唯一の監督作品になってしまいました・・・
作品内容は砕いて言えば「青春ラブコメ」
ファンタジー要素が無いのはジブリ作品では異色ですね(バロンの幻想的な描写はあるけど)
興行収入は落ちましたが、恋愛要素が強いのもあってか今でも好きな人が多い人気作品です。
あまりの明るい話に観ると憂鬱になる「耳すま症候群」という言葉まで出来たりしています(笑)

 

もののけ姫(1997)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
宮崎駿/アニメオリジナル

<主題歌>
米良美一「もののけ姫」

<主要声優>
松田洋治/ 石田ゆり子など

<興行収入>
193億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.3/5
(映画.com)4.0/5

個人的オススメ度:

スタジオジブリを更に上のレベルへ引き上げた神作品。
宮崎監督が構想に16年、制作に3年をかけた大作だけあって社会現象になる大ヒットを果たしました。
興行収入193億円というのは実写を含めて、当時の日本映画NO.1の新記録!
この作品でスタジオジブリはアニメ映画界ではもちろん邦画界でも屈指の映画制作会社になったと思います。
宮崎作品にしては珍しく全編シリアスでメッセージ性の強い作品でしたが、その濃厚なストーリーはジブリ作品でも1番完成度が高いかもしれません。
ただ、『となりのトトロ』のような作風を期待しているとガッカリしそうなので、まだ未見の人は他のジブリ作品とは切り替えて観てくださいね。

 

ホーホケキョ となりの山田くん(1999)

<監督>
高畑勲

<脚本>
高畑勲

<原作>
いしいひさいち『となりのやまだ君』

<主題歌>
矢野顕子「ひとりぼっちはやめた」

<主要声優>
朝丘雪路/益岡徹など

<興行収入>
15.6億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.3/5
(映画.com)3.2/5

個人的オススメ度:

『もののけ姫』の興奮冷めやらぬ状況で公開され、期待した多くの人が肩透かしを食らったであろう作品。
この後の『千と千尋の神隠し』が記録的な大ヒットを飾るだけに余計可哀想ですね。
興行収入も大コケで平成以降のジブリ映画で最低を記録、『もののけ姫』とほぼ変わらない制作費だけにこれは痛い。
あまりの人気の無さにTVでも一度放送しただけというジブリで唯一の作品に。
朝日新聞の4コマ漫画が原作だけど、まさに4コマで読むのが適していると思いました。
悪い作品じゃないんだろうけど、何というかジブリに求めていない作品なんですよね。
この辺は高畑監督の悪い意味での特徴かもしれない。

 

千と千尋の神隠し(2001)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
宮崎駿/アニメオリジナル

<主題歌>
木村弓「いつも何度でも」

<主要声優>
柊瑠美/入野自由など

<興行収入>
308億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.1/5
(映画.com)4.0/5

個人的オススメ度:

ジブリ史上最高傑作と言っても過言ではない名作。
『もののけ姫』の記録をあっさり抜き去り、邦画史上NO.1の興行収入の記録は未だに抜かれる気配はありません(2019年現在)
個人的にジブリ作品の中で1番好きな作品は『紅の豚』
1番ストーリーに惹きこまれたのは『もののけ姫』

1番作品としての完成度が高いと思うのはこの『千と千尋の神隠し』です。
少女が不思議な世界に迷い込み、そこでの出会い・仕事・冒険・成長・別れ、その流れが本当に丁寧に描写されています。
老若男女問わず楽しめるところもジブリ作品の神髄でしょう。
ちなみに日本初となるアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しました(日本映画ではこの作品しか受賞しておらず※2019年現在)

 

猫の恩返し(2002)

<監督>
森田宏幸

<脚本>
吉田玲子

<原作>
柊あおい『バロン 猫の男爵』

<主題歌>
つじあやの「風になる」

<主要声優>
池脇千鶴/袴田吉彦など

<興行収入>
64.6億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)3.4/5
(映画.com)3.2/5

個人的オススメ度:

ジブリ作品で初めて森田監督が抜擢された作品。
大ヒット連発後だからか影が薄い印象です。
興行収入もそれなりなだけに『山田くん』ほどの悪目立ちもしていないし。
『耳をすませば』の雫が書いた小説の物語という設定なので、作中に登場していたバロンが出てきます。
何というか良くも悪くも普通と感じちゃいました。ジブリっぽさはあまり無かったかな。
この辺ぐらいから「ジブリ=宮崎駿」のイメージが完全に固定された気がします。
興行収入からもそれが読み取れますね。

 

ハウルの動く城(2004)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』

<主題歌>
倍賞千恵子「世界の約束」

<主要声優>
倍賞千恵子/木村拓哉など

<興行収入>
196億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)3.8/5
(映画.com)3.6/5

個人的オススメ度:

『千と千尋の神隠し』から3年、待望の宮崎監督作品が公開されました。
さすがの宮崎駿作品でキムタクの声優効果もあってか『もののけ姫』を抜く大ヒットを記録。
ただ評価としては前2作に比べて賛否が分かれましたね。
前2作が凄すぎただけでこの作品も自分は好きでした。
当初、監督は『サマーウォーズ』などの細田守の予定だったとか。そのverも観たかったですね。

 

ゲド戦記(2006)

<監督>
宮崎吾朗

<脚本>
宮崎吾朗/丹羽圭子

<原作>
アーシュラ・K・ル=グウィン『ゲド戦記』

<主題歌>
手嶌葵「テルーの唄」

<主要声優>
岡田准一/手嶌葵など

<興行収入>
76.9億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)2.3/5
(映画.com)2.5/5

個人的オススメ度:

宮崎駿さんの息子である宮崎吾朗さんが監督するという事で注目が集まった作品。
結果として興行収入は成功も、評価は厳しい意見が多かったです。
親子間での確執も取り上げられたりと散々だった印象に・・・
観た感想としては吾朗監督はまだ経験不足なのかなぁと感じました。
映像は綺麗だし歌も良かったんだけどね。
「宮崎駿」という存在の大きさを改めて実感する作品となってしまいました。

 

崖の上のポニョ(2008)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
宮崎駿/アニメオリジナル

<主題歌>
藤岡藤巻と大橋のぞみ「崖の上のポニョ」

<主要声優>
土井洋輝/奈良柚莉愛など

<興行収入>
155億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)3.4/5
(映画.com)3.1/5

個人的オススメ度:

主題歌はジブリでも一番有名かもしれない作品。
興行収入面では成功も評価は微妙な結果になっています。
一見子供向けで『となりのトトロ』のような作品を期待した人が多かったのではないでしょうか?
自分もそうでしたが想像より複雑で難解なストーリーは結構重いと言うか暗いと言うか・・・
作品としてはそれなりに面白いんですが宣伝の仕方はもうちょい考えた方が良いような気がする。
宮崎監督が原点回帰として全編CGを使わずに手書きにした映像美は圧巻の出来です。

 

借りぐらしのアリエッティ(2010)

<監督>
米林宏昌

<脚本>
宮崎駿/丹羽圭子

<原作>
メアリー・ノートン『床下の小人たち』

<主題歌>
セシル・コルベル「Arrietty’s Song」

<主要声優>
志田未来/神木隆之介など

<興行収入>
92.6億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)3.3/5
(映画.com)3.1/5

個人的オススメ度:

米林宏昌さんが初めて監督を務めた作品。
ちなみに米林監督は2014年にジブリを退社してスタジオポノックを設立します。『メアリと魔女の花』などを制作した会社です。
興行収入はもう少しで100億円に届くかという大ヒットですが評価は辛口が多め。
『ハウルの動く城』ぐらいから興行収入と評価が比例しなくなってます・・・
確かにこの作品も映像は良いんですけど、作品としては中途半端に感じました。
凄く面白そうな設定だし、ところどころ良いシーンもあるんですけど、全体で見ると微妙なんですよね。

 

コクリコ坂から(2011)

<監督>
宮崎吾朗

<脚本>
宮崎駿/丹羽圭子

<原作>
高橋千鶴/佐山哲郎『コクリコ坂から』

<主題歌>
手嶌葵「さよならの夏 〜コクリコ坂から〜」

<主要声優>
長澤まさみ/岡田准一など

<興行収入>
44.6億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)3.4/5
(映画.com)3.3/5

個人的オススメ度:

宮崎吾朗監督の2作目である漫画原作の作品。
『ゲド戦記』でのリベンジなるかというところでしたが、評価は前ほど酷くは無かったものの興行収入は大きく下がってしまいました。
世間の評価も決して好評という訳では無く、自分としても何か普通だったなと言う感想を持ちました。
『耳をすませば』以来の恋愛要素を前面に押し出した作品であり、そこまで酷い作品とは思わないんですが、ジブリならではの感動というのは無かったかなぁ。
主題歌は『ゲド戦記』に続いて手嶌葵さん。声優陣も『ゲド戦記』と共通の方の起用が多く見られます。

 

風立ちぬ(2013)

<監督>
宮崎駿

<脚本>
宮崎駿

<原作>
宮崎駿『風立ちぬ』
堀辰雄『堀辰雄』

<主題歌>
荒井由実「ひこうき雲」

<主要声優>
庵野秀明/瀧本美織など

<興行収入>
120.2億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)3.4/5
(映画.com)3.6/5

個人的オススメ度:

5年ぶりの宮崎駿監督の作品。この作品で宮崎駿さんは引退を表明しました(のちに撤回)
宮崎駿ラストの作品という事で盛り上がり、久しぶりに興行収入も100億円を突破。
ただ評価はまたもや賛否両論。大人向きな内容ですし、ジブリらしくない作品ですもんね。
自分は割と好きな部類ですが、ジブリの方向性は明らかに変わったなという寂しさも感じました。
後、主役の声を務めた庵野さんの演技は流石に擁護できない(笑)
ただ宮崎駿監督たっての起用だったので文句は言えませんね。

 

かぐや姫の物語(2013)

<監督>
高畑勲

<脚本>
高畑勲/坂口理子

<原作>
『竹取物語』

<主題歌>
二階堂和美「いのちの記憶」

<主要声優>
朝倉あき/高良健吾など

<興行収入>
24.7億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)4.0/5
(映画.com)3.6/5

個人的オススメ度:

14年ぶりとなる高畑勲監督の作品。これが高畑監督の遺作となりました。
制作費も50億を超える大作でかなり広告にも力を入れていた印象でしたが・・・
興行収入は爆死という結果になってしまいました。
作品評価としては賛否両論になるも高評価もそれなりに見られました。
高畑監督は興行面は失敗続きでしたね。ある意味、純粋なクリエーターなのかもしれない。
高畑作品にとってはスタジオジブリという看板が逆効果に働いていた気もする。

 

思い出のマーニー(2014)

<監督>
米林宏昌

<脚本>
丹羽圭子/安藤雅司/米林宏昌

<原作>
ジョーン・G・ロビンソン『思い出のマーニー』

<主題歌>
プリシラ・アーン「Fine On The Outside」

<主要声優>
高月彩良/有村架純など

<興行収入>
35.3億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)3.7/5
(映画.com)3.5/5

個人的オススメ度:

米林宏昌監督の2作目。先述した通り米林監督は同年ジブリを退社し新会社を設立します。
最近のジブリのイマイチな興行収入の流れそのままに低調な結果に。
米林監督の前作『借りぐらしのアリエッティ』の興行収入の約3分の1になってしまったのは悲しいですね。
作品自体は結構面白かったです。ただ万人受けはしなさそうな作品かなぁ・・・
その辺がレビュー点数からも分かる気がします。

 

レッドタートル ある島の物語(2016)

<監督>
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

<脚本>
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
パスカル・フェラン

<原作>
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット/アニメオリジナル

<主題歌>
プリシラ・アーン「Fine On The Outside」

<主要声優>
台詞無し

<興行収入>
6.9億円

<レビュー点数(2019年8月時点)>
(yahoo映画)3.3/5
(映画.com)3.2/5

個人的オススメ度:ー

日本・フランス・ベルギー合作の作品。
全編台詞無しというかなり挑戦的な作品になっており、監督はオランダ人のマイケル。
興行としては大コケですが、元々興行面は気にしないような作品だと思います。
しかも同時期にはあの『君の名は』が公開していた不幸もあったり(笑)
何か世代交代のようにも感じてしまうタイミングです。
そもそも知名度が低いかな。自分も観てないんですよね。
レビューを見てると一般にはあまり受け入れられないものの玄人からは評価されているように思います。

<まとめ>全ジブリ作品を紹介!

ここまで23作品をざっと紹介してきました。

宮崎駿監督は引退を撤回して『君たちはどう生きるか』という作品を制作している事を公表しています。
新作映画はどうなるでしょうね。

紹介してきて感じたのは現在に近づくにつれて興行・評価共に下降気味だなぁということ。
特に宮崎駿監督以外の作品は厳しいですね。
自分なりに今のジブリ作品がイマイチになってきてる理由を考えました。
思うのは「大人向きの作品になってきた」ということ。
自分のジブリ作品の良いところとして「子供から大人まで幅広い層が楽しめる」というのがあったんですが、最近のジブリ作品は大人は良くとも子供には向いてない感じがあるんですよね。

ジブリ好きとしては今後の作品も勿論楽しみにしてますので、また名作が生まれる事を期待しています。

『君の名は』後のアニメ映画の興行結果を紹介!
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