『平成のアニメ史』平成3年（1991年）のアニメを振り返ります。
数々の名作アニメが生まれた平成ですが、振り返ると懐かしさや新たな発見があったりしますよね。
まずはどんな年だったかを簡単に振り返っていきます。
平成3年(1991年)はどんな年だった？
・宮澤内閣発足
・ジュリアナ東京オープン
・若貴人気で大相撲ブーム
・「ラブ・ストーリーは突然に」「SAY YES」がダブルミリオン達成
・「ターミネーター２」「ホーム・アローン」が公開してヒット
・バーコードバトラーが人気に
ジュリアナ東京といえばバブルの象徴、2016年に平野ノラがネタにして改めて注目されましたね。ただバブル崩壊が始まったのも1991年かららしいですが・・・
バーコードバトラーはバーコードを使って戦うゲーム。当時強いバーコードを売り場の商品から切り取る輩もいたとか。
そんな平成3年、アニメの方はどうだったのか紹介していきます。
※作品の並びは放映順
きんぎょ注意報!
＜放送期間＞
1991年1月～1992年2月
＜原作＞
猫部ねこ（なかよし連載）
＜放送局＞
テレビ朝日
＜アニメーション制作＞
東映動画
＜声優＞
かないみか
高田由美
飛田展男
松島みのり
塩屋翼
菊池正美 など
なかよし連載の人気少女漫画『きんぎょ注意報!』のアニメ化。
動物も通う田舎ノ中学校で起こるドタバタギャグコメディーです。特徴ある金魚に見覚えがある人は結構いるんじゃないでしょうか？
今見ると時代を感じる絵柄ですね。
普通に動物が一緒に人間と暮らしてたりと不思議な世界観が魅力の作品です。
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おばけのホーリー
＜放送期間＞
1991年1月～1992年4月
＜原作＞
わたなべめぐみ『よわむしおばけ』
＜放送局＞
NHK
＜アニメーション制作＞
スタジオ・ジュニオ
＜声優＞
兼子由利子
小林優子
滝口順平
中尾隆聖
吉田理保子
高山みなみ など
児童書が原作のNHKで放送されていた10分アニメ。
魔女に生み出されたお化けたちが贈るNHKらしい心優しい物語です。今は少なくなってますが、昔はNHKアニメって多かった印象がありますね。
チョコレート・キャンディ・ピーマン・トイレットペーパーのお化けがメインっていうのは児童向けとして凄くセンス良いと思うな。今観たらマジョリーヌの可愛さがヤバかった(笑)
現在、配信無し
少年アシベ
＜放送期間＞
1991年4月〜12月
＜原作＞
森下裕美（ヤングジャンプ連載）
＜放送局＞
TBS
＜アニメーション制作＞
ライフワーク
＜声優＞
坂本千夏
こおろぎさとみ
飛田展男
茶風林
龍田直樹
水谷優子 など
ヤングジャンプで連載されていた4コマ漫画『少年アシベ』のアニメ化。
道端に落ちていたアザラシを食べようと家に持って帰るというブラックな始まり方のコメディ。
基本的にはまったりな日常ですが、ちょこちょこ毒があるクレヨンしんちゃんの様な作風です。
アザラシのゴマちゃんは見覚えある人も多いのでは？ちなみに多摩川に現れたタマちゃんとは関係ありません(笑)
※平成3年版は動画配信無し。2016年からの新シリーズのみ動画配信あり。
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おもひでぽろぽろ
＜放送期間＞
1991年7月20日公開
＜原作＞
岡本螢・刀根夕子(週刊明星連載)
＜アニメーション制作＞
スタジオジブリ
＜声優＞
今井美樹
本名陽子
柳葉敏郎
山下容莉枝
寺田路恵
飯塚雅弓 など
1987年に連載されていた漫画『おもひでぽろぽろ』を原作としたアニメ映画。
18.5億円の興行収入で平成3年の邦画1位のヒットになりました。
スタジオジブリ作品ですが宮崎駿監督ではなく、高畑勲監督作品です。ちょっとジブリ作品の中では知名度低めかも？
主人公のタエ子が子供の頃を回想しながら物語は進んでいきます。結構難しい作品かもしれません。クソガキだった頃観た時はさっぱりでした(笑)
宮崎駿監督と高畑勲監督の作風の違いが垣間見える作品ですね。
現在、配信無し
炎の闘球児・ドッジ弾平
＜放送期間＞
1991年10月～1992年9月
＜原作＞
こしたてつひろ（コロコロコミック連載）
＜放送局＞
TBS
＜アニメーション制作＞
アニメーション21
＜声優＞
日髙のり子
野沢雅子
三木眞一郎
関俊彦
梁田清之
玄田哲章 など
名前の通り、ドッジボールを題材にしたアニメ。
ドッジボールを扱った作品でヒットしたのはこのドッジ弾平ぐらいじゃないでしょうか。ドッジボールはシンプルなルールなので子供向けの内容が上手くフィットしてたと思います。
ゲームもたくさん出ており、子供達から絶大な人気を得ていました。
ちなみに主演の日髙のり子さんの貴重な少年役が聞ける作品でもあり。
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キン肉マン キン肉星王位争奪編
＜放送期間＞
1991年10月～1992年9月
＜原作＞
ゆでたまご（少年ジャンプ連載）
＜放送局＞
日本テレビ
＜アニメーション制作＞
東映動画
＜声優＞
神谷明
速水奨
郷里大輔
銀河万丈
松島みのり
幹本雄之 など
『キン肉マン』の2期。これが初代キン肉マンシリーズの最終作になります。
キン肉マンぐらいの良くも悪くもとんでもない漫画（アニメ）はなかなか出てこないでしょうね(笑)。個性あふれる超人は今でも語り草です。
ちなみに自分はロビンマスクが好きでした。皆さんはどの超人が好きですか？
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DRAGON QUEST ダイの大冒険
＜放送期間＞
1991年10月～1992年9月
＜原作＞
三条陸(原作)稲田浩司(作画)
(少年ジャンプ連載)
＜放送局＞
TBS
＜アニメーション制作＞
東映動画
＜声優＞
藤田淑子
難波圭一
冨永み〜な
田中秀幸
堀秀行
久川綾 など
大人気RPG『ドラゴンクエスト』の世界観で描かれたファンタジーアニメ。ゲームのキャラとは関係なく復活した魔王ハドラーを倒すために勇者ダイとその仲間達が立ち上がるストーリーです。
ファンタジー作品の名作ですね。ジャンプ黄金期の作品でもあります。
物語もさることながらキャラが敵味方問わず魅力的なキャラ多し！特に裏の主人公と言われるポップは本当に良いキャラだった。
現在、配信無し
チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ
＜放送期間＞
1991年10月～1992年9月
＜原作＞
はるき悦巳（アクション・コミックス連載）
＜放送局＞
毎日放送
＜アニメーション制作＞
東京ムービー新社
＜声優＞
中山千夏
西川のりお
永井一郎
飯塚昭三
山口朱美
鮎川十糸子 など
知る人ぞ知る大阪を舞台とした名作『じゃりン子チエ』2期になります。
1期から一部スタッフ・声優が変わり、1期でチーフディレクターを務めた高畑勲さんも変わりました。
レトロ臭はかなり強いですが、キャラの個性が強くてかなり面白い作品です。特に主役のチエちゃんの父親テツの無茶苦茶ながら娘大好き、妻へのツンデレ具合は人間臭くて最高ですよ。
声優に関西出身の芸人や俳優を使っており、関西出身の自分が聞いても関西弁が全く違和感なし。これも貴重な部分です(笑)
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『チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ』はレンタルのみ
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＜まとめ＞平成3年（1991年）のアニメを振り返る
平成3年開始のアニメたちでした。
子供向け、少年向けの作品が強い年だったように思います。少年ジャンプも黄金期真っ只中でヒット作を連発している年でしたし。
次は平成4年（1992年）です。アニメっていいですね（淀川長治さん風）。
