どうも、映画大好きブロガーhasuke(@hasuke_shinen)です。
最近『君の名は。』のような大ヒットするオリジナルアニメ映画無いですよね。
『君の名は。』は大ヒットして称賛をあびましたが、その影響は後のアニメ映画業界に良くも悪くも多大な影響を与えたと思います。
『君の名は。』に続こうと数々のアニメ映画が公開されましたが・・・
『君の名は。』の後に公開したアニメ映画がどうなったのかを順番に紹介していこうと思います。
この記事でいうアニメ映画とは以下の条件に該当するものを示します。
・オリジナル脚本、またはメジャーすぎない原作
・TVシリーズの映画化ではなく、映画のみの作品
・150スクリーン以上の中~大規模上映作品
ディズニーなどの外国製のアニメ映画、『名探偵コナン』のようなTVシリーズの劇場アニメ化は含みません。
なお成功・失敗は以下の基準で分けています。
<大成功>
興収:余裕の黒字、大儲け
評価:名作やかなり高い評価を受ける
<成功>
興収:安定して黒字
評価:高評価が多い
<及第点>
興収:ギリギリ赤字か黒字レベル
評価:賛否分かれるものが多い
<失敗>
興収:赤字
評価:批判意見が多い
<爆死>
興収:大赤字、大損
評価:評価はかなり悪い
そもそも観ている人も少ない
興行収入や公開スクリーンの数字はネットで発表されているものを使っています。
実際の数字とは差異があるかもしれませんのでご了承ください。
それではまず『君の名は。』から紹介していきます!
君の名は。
©2016「君の名は。」製作委員会
<監督>
新海誠
(『秒速5センチメートル』監督など)
<アニメーション制作>
コミックス・ウェーブ・フィルム
<出演声優>
神木隆之介
上白石萌音
谷花音
市原悦子
悠木碧
長澤まさみ
<主題歌>
RADWIMPS「前前前世」
公開年月 :2016年8月
興行収入 :250億円
公開スクリーン :301
興行結果 :大成功
レビュー点数【19年7月時点】
4.1(yahoo映画)
4.0(映画.com)
『言の葉の庭』以来3年ぶりとなる新海監督が脚本も担当するオリジナルアニメ映画。神木隆之介・長澤まさみといった有名俳優が声優起用されています。
アニメ映画界に激震を走らせ、社会現象を起こすほどの大ヒットを記録した説明不要の作品ですよね。日本制作のアニメでは『千と千尋の神隠し』に続く歴代2位の興行収入です。
『君の名は。』も301スクリーンと大規模上映であることから期待されていた作品でした(その割にはあんまり宣伝してなかったよね?)とは言っても制作陣としては興収目標は20億円程度だったようです。
当初そこまで注目されていませんでしたが、「この映画面白いぞ!」という口コミがSNSを中心に拡散、老若男女問わず楽しめる映画なのもあり、その人気は一気にピークに達します。
その後なんと351日間という異例のロングラン上映を記録しました(通常は1カ月で上映打ち切り)
さらに日本アカデミー賞では「優秀アニメーション作品賞」「優秀監督賞」「最優秀脚本賞」「最優秀音楽賞」「話題賞」の5部門を受賞するアニメ映画としては史上初の快挙!
映画内容もレビュー点数を見ればわかるように概ね高い評価を受けています。自分ももちろん観に行きましたが、取っ付きやすい序盤からの意外性のある展開、はっきりとした起承転結が良かったですね。今までの新海作品と作風が違っていたのも意表を突かれて面白かったです!
この記録的ヒットに続く作品は現れるか!?
映画 聲の形
©大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会
<監督>
山田尚子
(『映画けいおん!』監督など)
<アニメーション制作>
京都アニメーション
<出演声優>
入野自由
早見沙織
悠木碧
小野賢章
豊永利行
松岡茉優
<主題歌>
aiko「恋をしたのは」
公開年月 :2016年9月
興行収入 :23億円
公開スクリーン :120(後に210)
興行結果 :成功
レビュー点数【19年7月時点】
4.1(yahoo映画)
4.0(映画.com)
京アニ系作品、特に『けいおん』でお馴染みの山田監督が少年マガジン連載の漫画をアニメ映画化。入野自由、早見沙織など実力派声優をメインに起用しています。
まさにがっつりとアニメ陣で制作した作品です。ただ女優の松岡茉優を起用したりaikoが主題歌を担当する面もあり、それが良いスパイスになっていたと思います。
内容は聴覚障がい者がヒロインでイジメも関わってくるヘビーな話ながらも思春期の恋愛模様も描かれる作品です。
『君の名は。』のすぐ後に公開し小規模上映だったのもあり、その波に飲み込まれて消えるかと思いきや、異例のペースでヒットして最終的に210スクリーンに拡大上映になりました。
映画内容も高評価が多め。自分は原作も好きで全巻集めてるんですが、原作を上手くアレンジしていたと思います。いじめなどの重い描写からも逃げずにしっかりと表現していました。美麗なアニメーションもさすが京アニでしたね。
原作がそこそこ有名だったのもあるでしょうが、ここまでのヒットは予想外。『君の名は。』ほどでないにしろヒットが続いた事で「アニメ映画いけるやん!」の空気を作ってくれました(笑)
この世界の片隅に
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
<監督>
片渕須直
(『マイマイ新子と千年の魔法』監督など)
<アニメーション制作>
MAPPA
<出演声優>
のん
細谷佳正
稲葉菜月
小野大輔
潘めぐみ
新谷真弓
<主題歌>
コトリンゴ「みぎてのうた」
公開年月 :2016年11月
興行収入 :27億円
公開スクリーン :63(後に450以上)
興行結果 :大成功
レビュー点数【19年7月時点】
4.0(yahoo映画)
4.3(映画.com)
アクションで連載された漫画を原作に片渕監督がアニメ映画化。のん(能年玲奈)が主役に起用されたことが話題に。それ以外のキャスティングは本業声優が占めていました。いわゆる低予算のミニシアター系映画。
戦時中の広島で暮らす少女すずの物語です。
最初はこじんまりと上映しており、のんが主演というぐらいしか話題になっていませんでしたがSNSを中心に口コミで好評が広がっていき、評論家も絶賛の嵐だったことから450スクリーンを超える拡大上映となりました。
レビューも高得点でありがちな反戦映画ではなく、戦時中の日常というありそうで無かった題材を丁寧に描いている事が高く評価されています。アニメならではの優しい表現は一見の価値あり!
『君の名は。』『聲の形』に続いての大ヒットにアニメ映画ブームは頂点に!
そう、ここまでは良かったんですよね・・・
ポッピンQ
©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016
<監督>
宮原直樹
(『プリキュアオールスターズDX』監督など)
<アニメーション制作>
東映アニメーション
<出演声優>
瀬戸麻沙美
井澤詩織
種﨑敦美
小澤亜李
黒沢ともよ
石塚運昇
<主題歌>
Questy 「FANTASY」
公開年月 :2016年12月
興行収入 :ー
公開スクリーン :200
興行結果 :爆死
レビュー点数【19年7月時点】
3.2(yahoo映画)
3.1(映画.com)
プリキュアシリーズの宮原監督初の長編作品で主にドラマの脚本家として有名な荒井修子が脚本を担当するオリジナルアニメ映画。瀬戸麻沙美・井澤詩織などの若手女性声優を起用した東映アニメーション60周年記念作品になります。
中学の卒業を目前に控える5人の少女たちが異世界に迷い込む青春物語です。
今なお爆死アニメ映画史に煌々と輝く『ポッピンQ』。クリスマスから年末年始という良い時期に公開したにも関わらずまさかの興行収入が出ないレベル(わざと出していないのかも)
上映当初から「ガラガラだった」の声が続出した爆死映画のお手本のような作品でした。映画の最後に続編予告があったようですが当然現在(2019年)になっても上映されず・・・
イマイチどういう層を狙ってるか謎な映画でしたね。一般層とアニメファンを同時に狙おうとしてどっちにも見向きされなかったというか(二兎を追う者は一兎をも得ず)
『君のは。』『聲の形』『この世界の片隅に』と続いてきたアニメ映画ブームはここで暗雲が立ち込める事に・・・
ひるね姫 知らないワタシの物語
©2017 ひるね姫製作委員会
<監督>
神山健治
(『009 RE:CYBORG』監督など)
<アニメーション制作>
シグナル・エムディ
<出演声優>
高畑充希
満島真之介
古田新太
釘宮理恵
高橋英樹
江口洋介
<主題歌>
高畑充希「デイ・ドリーム・ビリーバー」
公開年月 :2017年3月
興行収入 :5.8億円
公開スクリーン :232
興行結果 :爆死
レビュー点数【19年7月時点】
2.9(yahoo映画)
3.0(映画.com)
神山監督が脚本も手掛けたオリジナルアニメ映画。高畑充希・満島真之介・古田新太・高橋英樹・江口洋介と有名俳優を声優に起用しました。
女子高生の森川ココネの夢にまつわる物語です。
232スクリーン公開と気合の入った上映となりましたが・・・いざ公開されると『君の名は。』を連想させるような予告編から期待して観にいった観客がつまらない内容に怒りのレビューを連発する事態に。まさに悪評が拡散されるヒットの逆パターンになってしまいました。
当然、興行収入も伸びずに爆死。これだけのキャスティングをしたんだからかなりの赤字になった事は間違いないでしょう。
これこそまさに『君の名は。』を意識しすぎた作品でしたね。制作は『君の名は。』の前から始まっていて内容もそんなに似ていないんですが、あの予告編は明らかに寄せていったと言われてもしょうがない(笑)
『ポッピンQ』に続いての爆死にすっかりアニメ映画ブームは下火に。この辺でもう1作ヒット作品が出てればなぁ・・・
メアリと魔女の花
©2017「メアリと魔女の花」製作委員会
<監督>
米林宏昌
(『思い出のマーニー』監督・脚本など)
<アニメーション制作>
スタジオポノック
<出演声優>
杉咲花
神木隆之介
天海祐希
満島ひかり
小日向文世
大竹しのぶ
<主題歌>
SEKAI NO OWARI「RAIN」
公開年月 :2017年7月
興行収入 :32.9億円
公開スクリーン :458
興行結果 :及第点
レビュー点数【19年7月時点】
2.9(yahoo映画)
3.0(映画.com)
スタジオジブリを退社した西村義明が作った製作会社で同じくジブリを退社した米林監督が原作となる児童小説『小さな魔法のほうき』を基にアニメ映画化。『君の名は。』の神木隆之介を始め豪華芸能人が声優起用されることに。
好奇心旺盛な少女メアリと魔女にまつわる物語。
全国400スクリーン以上の大規模上映が開始されますが・・・興行結果としては微妙な結果でしたね。
『君の名は。』というよりジブリ作品がライバルな映画でしたが、そのジブリ作品の興行結果と比べてみましょう。米林監督のジブリ作品の興行収入は
『借りぐらしのアリエッティ』92.6億円
『思い出のマーニー』35.3億円
ちなみに宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』は155億円
マーニーには惜しかったですがアリエッティには全く及びませんでしたね。ポニョに至っては言うまでも無く(泣)
ジブリの壁は高い・・・
映画の評価としては賛否が分かれる意見が多くレビューの採点もイマイチです。個人的には嫌いではなかったですが「ジブリっぽい割に普通かな」と思いました。宮崎駿監督のジブリ作品にはいつも驚かされるぐらいの感動を与えられるので。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会
<総監督>
新房昭之
(『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』監督など)
<アニメーション制作>
シャフト
<出演声優>
広瀬すず
菅田将暉
宮野真守
浅沼晋太郎
花澤香菜
松たか子
<主題歌>
DAOKO×米津玄師「打上花火」
公開年月 :2017年8月
興行収入 :15.9億円
公開スクリーン :300
興行結果 :失敗
レビュー点数【19年7月時点】
3.1(yahoo映画)
2.5(映画.com)
『化物語』などで有名なシャフトが岩井俊二原作の実写映画を新房昭之総監督がアニメでリメイクした作品。岩井俊二監督にも打ち合わせに参加してもらい、広瀬すず・菅田将暉という人気若手俳優を起用、主題歌は米津玄師(youtubeで2億再生以上)といった力作です。
中学生の少年少女の青春とタイムリープが交わる物語。
これはヒットする要素しかねえな、と思いきやまさかの失敗に終わりました。
この映画も『君の名は。』をバリバリ意識してたと思います。大規模上映で広瀬すず・菅田将暉を使って失敗ってなかなかのスベリ具合ですよ・・・主題歌はyoutubeでとんでもない再生数になっているのが余計に皮肉に感じる(苦笑)
やっぱり映画内容が悪いとそりゃヒットしませんね。レビューも厳しい感想が多いです。また主演2人(特に菅田さん)の演技も酷評されています。自分も観ましたが正直微妙、シャフト節は出てたけど『化物語』の方が10倍面白かった。
この相次ぐ失敗にアニメ映画ブームはもはや風前の灯火(あくまでも今回紹介している映画系統です、ディズニーとかは普通に大ヒット)
未来のミライ
©2018 スタジオ地図
<監督>
細田守
(『サマーウォーズ』監督など)
<アニメーション制作>
スタジオ地図
<出演声優>
上白石萌歌
黒木華
星野源
麻生久美子
役所広司
福山雅治
<主題歌>
山下達郎「ミライのテーマ」「うたのきしゃ」
公開年月 :2018年7月
興行収入 :28.8億円
公開スクリーン :456
興行結果 :及第点
レビュー点数【19年7月時点】
3.2(yahoo映画)
2.6(映画.com)
アニメ映画監督としてトップを走る細田監督の最新オリジナルアニメ映画。上白石萌歌・黒木華・星野源など有名な俳優陣を起用して400スクリーン以上の大規模上映とかなり期待値の高かった作品です。
主人公4歳のくんちゃんと未来からきた妹の物語。
最近パッとしなかったオリジナルアニメ映画の救世主となるべく登場しましたが・・・興行結果としてはまぁまぁの成果に。公開スクリーン数的にはもうちょい興収が欲しいところです。
ただどちらかというと映画の評価が悪かった方が痛いかもしれません。レビューは酷評が多く、見せ場の少ない展開、子供の声に聞こえない声の演技など…個人的にも盛り上がりの無さがきつかったかなぁ、あまり擁護できないですね。明らかに細田監督の他の作品の方が面白い。
この辺からオリジナルアニメ映画は期待できないような流れになったように思います。そして俳優やタレントばかり起用するキャスティングを疑問視する声も多くなったかと(昔から多くはありましたが)
ペンギン・ハイウェイ
©2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会
<監督>
石田祐康
(『陽なたのアオシグレ』監督など)
<アニメーション制作>
スタジオコロリド
<出演声優>
北香那
蒼井優
釘宮理恵
潘めぐみ
能登麻美子
西島秀俊
<主題歌>
宇多田ヒカル「Good Night」
公開年月 :2018年8月
興行収入 :5.4億円
公開スクリーン :193
興行結果 :失敗
レビュー点数【19年7月時点】
3.9(yahoo映画)
3.8(映画.com)
SF小説の原作を石田監督でアニメ映画化。北香那・蒼井優と女優陣がメインの声を担当。脇役には釘宮理恵・能登麻美子といった経験を積んだ声優も起用されています。主題歌はなんと宇多田ヒカルが担当。
突然ペンギンが出現するようになった街に住む小学生アキヤマ君と歯科助手のお姉さんの物語。
上映前から「大丈夫?」って感じの映画でしたが案の定興行成績は伸びずに失敗。宣伝とか見ていても華の無さが凄かった。
ただ映画自体の評価は高いですね。原作がしっかりしているからかストーリーは好評でした。ここまでアニメ映画の失敗が続く前に公開していたらもっと流行っていたかも。
若おかみは小学生!
©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
<監督>
高坂希太郎
(『茄子 アンダルシアの夏』監督など)
<アニメーション制作>
DLE
マッドハウス
<出演声優>
小林星蘭
松田颯水
水樹奈々
一龍斎春水
薬丸裕英
山寺宏一
<主題歌>
藤原さくら「また明日」
公開年月 :2018年9月
興行収入 :3.1億円
公開スクリーン :248
興行結果 :爆死
レビュー点数【19年7月時点】
4.3(yahoo映画)
4.1(映画.com)
有名な児童文学小説を高坂監督がアニメ映画化。小林星蘭・水樹奈々・薬丸裕英
山寺宏一などの俳優・声優がバランスよく起用されています。
ユーレイが見える小学生おっこが若おかみを目指すことになる物語。
248スクリーンの大規模上映もまさかの興行成績の低さに配給関係者も愕然となってしまう事態に。公開当初からあまりの低迷が話題になった作品ですが、後半からは良い評判が拡散され、ちょっとは立ち直したようです(それでも爆死レベルだけど)
絵柄があまりにも子供向けすぎて大人が敬遠、ただその子供もあまり興味を持たない題材というまさに八方塞がりな状態だったと推測されています。確かに自分も観に行こうとは思わなかった。
作品の評価はかなり高く、観に行った観客は絶賛する意見ばかり、評論家も高評価が多数だったんですが、意地でも興行が伸びなかったあたりが別の意味で興味深い作品でした。
バースデー・ワンダーランド
©柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
<監督>
原恵一
(『河童のクゥと夏休み』監督など)
<アニメーション制作>
SIGNAL.MD
<出演声優>
松岡茉優
杏
麻生久美子
東山奈央
藤原啓治
市村正親
<主題歌>
milet「THE SHOW」
公開年月 :2019年4月
興行収入 :1.3億円
公開スクリーン :256
興行結果 :爆死
レビュー点数【19年7月時点】
2.8(yahoo映画)
2.9(映画.com)
小説『地下室からのふしぎな旅』を原作として原監督がアニメ映画化。松岡茉優が声優初主演、杏・麻生久美子らの有名女優が起用されました。
この映画も256スクリーンの大規模上映でしたが、記録的な爆死になってしまいました。この映画は特に盛り上がる事も無く、スッと消えていった気がしますね。
有名俳優や女優でヒットを狙うのもいい加減無理じゃない?と改めて思わせてくれる作品でした。
評価もかなり悪くて良いところなし。原作が可哀想なレベルだなぁ。
きみと、波にのれたら
©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会
<監督>
湯浅政明
(『夜は短し歩けよ乙女』監督など)
<アニメーション制作>
サイエンスSARU
<出演声優>
片寄涼太
川栄李奈
松本穂香
伊藤健太郎
<主題歌>
GENERATIONS from EXILE TRIBE
「Brand New Story」
公開年月 :2019年6月
興行収入 :1.7億円
公開スクリーン :299
興行結果 :爆死
レビュー点数【19年7月時点】
2.8(yahoo映画)
2.9(映画.com)
『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅監督と有名脚本家吉田玲子脚本のオリジナルアニメ映画。W主演はEXILEの片寄涼太(主題歌も担当)、元AKBの川栄李奈、脇役は人気俳優の伊藤健太郎など声優初挑戦やほぼ声優経験の無いメンバーが起用されました。
キャスティング見た時点で「・・・正気か?」と思いましたが、強気の299スクリーンの大規模上映を決行。その結果は当然のように爆死。
評判もレビューを見るに賛否分かれるところでしょうか。キャストの時点で観に行かなかった人も多いと思います、集客を狙った起用が逆効果になってるんじゃないかな?
<まとめ>『君の名は。』以降のアニメ映画振り返り
ここまで振り返って分かるように確実にアニメ映画ブームは来ていたんですよね。
しかし、それを取り逃がしたどころか今ではオリジナルアニメ映画は外れの風潮すら出来てしまいました。『君の名は。』がヒットしたからと安直にブームに乗ろうとした映画が多すぎた気がしますね。
ただ『君の名は。』の新海監督の新作『天気の子』が公開されます。
『天気の子』はまた大ヒットすることが出来るでしょうか?期待して待ちたいと思います。