
どうも、漫画大好きブロガーhasukeです。
「終わりよければすべて良し」って言葉ありますよね。
漫画で例えると、微妙だった作品も最終回が素晴らしい出来であれば、何となく面白い作品だったという評価になりやすかったりします。
それでは逆はどうでしょうか?
「終わり悪ければすべて悪し」最終回が酷かったら今までの積み重ねが全て台無しです。
今回は漫画に限定してそんな最終回がひどい作品をまとめたので紹介していきます!
最終回を紹介するので、当たり前ですがネタバレ全開です。
男坂
引用:漫画『男坂』
<作者>
車田正美
<連載>
週刊少年ジャンプ
(1984-1985)
主人公の仁義は最後に1人で強大な敵の元に向かう。「オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな このはてしなく遠い男坂をよ… 」未完!
やっちまった度 |
あの『聖闘士星矢』の作者として有名な車田正美先生が10年の構想を経て描いた渾身の一作がまさかの打ち切りに。
潔すぎる「未完」の文字に涙が止まりません。
このインパクトのある絵で打ち切り漫画のレジェンドになりました(笑)
ちなみに2014年からついに連載が再開したようで不定期に少年ジャンプ+で連載しているようです。
ハイスクール!奇面組
引用:漫画『ハイスクール!奇面組』
<作者>
新沢基栄
<連載>
週刊少年ジャンプ
(1980-1987)
社会人になったヒロインの唯が気づけば中学時代の休憩時間に戻っていた。今までの物語は休憩中の空想だったのだろうか?でも廊下の角から今にも皆が飛び出してくる気がする。完!
やっちまった度 |
唐突感はあるけど、切なさもあって読者の想像に任せる上手いENDかと思います。
しかし当時は苦情が殺到したようで、コミックスでは最後に廊下の角から伸びる零の影が付け加えられました。
これで実際に零たちが存在していたという希望が大きくなりました。
確かに普段ギャグで面白い作品の終わり方が「実は空想でした」という現実を突きつけられると怒りたくなる気持ちも分かりますけどね。
GANTZ
引用:漫画『GANTZ』
<作者>
奥浩哉
<連載>
週刊ヤングジャンプ
(2000-2013)
最後宇宙人を倒した主人公の玄野は宇宙船を脱出し海に落下。ヒロインの多恵に迎えられる。今まで玄野を批判していた民衆も「ありがとー」と感謝。完!
やっちまった度 |
これもそんなに悪い終わり方じゃないんですけどね。
でも他のキャラとかその後どうなったとか気になる部分が多いのは確かです。
ちなみに『無敵超人ザンボット3』のオマージュだったと奥先生は公言しているようです。
13年の長期連載で個人的にも『GANTZ』は最初から読んでいたのでこの終わり方は寂しさがあったなぁ、後日談の短編集出してほしい!
ドラゴンヘッド
引用:漫画『ドラゴンヘッド』
<作者>
望月峯太郎
<連載>
週刊ヤングマガジン
(1994-1999)
様々な狂った敵を倒したテルとアコ。すると近くで富士山が噴火しているのを見つけます。しかし、この絶望の状況下でもテルは希望を捨てない・・・完!
やっちまった度 |
いわゆる「投げっぱなし」ENDですね。
こういうパニックホラー系は『アイアムアヒーロー』といい「結局○○は何だったのか?」という謎が分からないまま終わる事が多すぎ。
ただ考察の余地がある作品だったので「後は皆さんの想像に任せる」という事なんでしょう。面白い漫画だっただけにもう少し先も描いてほしかった!
タカヤ-夜明けの炎刃王-
引用:漫画『タカヤ-夜明けの炎刃王-』
<作者>
坂本裕次郎
<連載>
週刊少年ジャンプ
(2005-2006)
敵の軍勢が総攻撃を仕掛けてくる中、修行を積んだ主人公タカヤとヒロインがダブル必殺技を繰り出す。完!
やっちまった度 |
この作品は最終回が酷いというより迷走した漫画枠かもしれませんね。
なんせ最初は格闘メインの学園ものが不人気から路線変更して異世界転移からのファンタジー漫画になったんですから(笑)。
悲しい事に路線変更しても人気は増えず。あっさり打ち切り。
最後の『よっしゃあああツッ!THE ENDォォ!!』のやけくそ感で笑う(いや笑ったら可哀想なんだけどね)
ヤオヨロズガール
引用:漫画『ヤオヨロズガール』
<作者>
御船麻砥
<連載>
月刊コミックバーズ
(2006-2008)
最後に両親の仇を見つける。完!
やっちまった度 |
このラストのコマはかなり有名ですが肝心の作品情報がほとんどない可哀想な作品です。
コミックスも途中の2巻までしか出ていないようでこの最終話はまさかの収録されず。
「その場面で終わりかい!」というツッコミでは終わらず、実は主人公は最終回に出ていない衝撃のオチ。この三人は誰なんだろう・・・
ただ明らかな打ち切り漫画なので無理な終わり方になるのも仕方ないか・・・
競女!!!!!!!!
引用:漫画『競女!!!!!!!!』
<作者>
空詠大智
<連載>
週刊少年サンデー
(2013-2017)
お尻をぶつけ合う尻卒祭も遂に決勝戦、ライバルとの勝負になる主人公の神無のぞみ、しかし二人の戦いは熾烈すぎて水着が吹っ飛びオーバーエロで反則。完!
やっちまった度 |
まぁギャグ漫画なんでありなのかな?
でもモブの審判のアップで終わらなくてもさぁ(苦笑)。
ちなみに作者は編集から「アニメ終了と同時に打ち切り風に終わってくれ」と指示があったそうで・・・
編集が鬼です、サンデーは打ち切り関係がやばいんですよね。
東京大学物語
引用:漫画『東京大学物語』
<作者>
江川達也
<連載>
ビッグコミックスピリッツ
(1992-2001)
主人公の村上とヒロインの水野は結ばれ子供ができて年老いていく・・・というのはヒロインの妄想だった・・・と思いきや実は主人公の妄想だったと思いきや・・・のエンドレス妄想。完!
やっちまった度 |
自分は案外好きです、このオチ(笑)、結局誰の妄想だったのか分からないのも面白い。でも小学生の妄想にしては創造性豊かすぎるなぁ笑
これも9年間に及ぶ長期連載の恋愛作品、最初から読んでてこのオチだったらそりゃ怒っても仕方ないか。
現在、人気のラブコメ作品がこの終わり方したら大炎上間違いない(笑)
LIAR GAME
引用:漫画『LIAR GAME』
<作者>
甲斐谷忍
<連載>
週刊ヤングジャンプ
(2005-2015)
長く続いたライアーゲームも終焉を迎え、主人公の秋山は全貌を暴こうとするもその願いかなわず圧力によって揉み消される。完!
やっちまった度 |
サラッと終わるのが衝撃だった最終回。
普通はそっから巨悪と戦う展開でしょうよ。せめて「俺たちの戦いはこれからだ」にして(笑)。
頭脳戦や心理戦が非常に面白い漫画だったので残念な終わり方に。続編がいつでも作れる終わり方ではあるんですけどね。
ちなみに最終巻はかなり加筆されておりオススメ(ただラストは・・・)
シャーマンキング
引用:漫画『シャーマンキング』
<作者>
武井宏之
<連載>
週刊少年ジャンプ
(1998-2004)
主人公の葉たちは最後の敵ハオのもとへ着実に近づいていた。そして夜中、仲間のまん太は不思議な夢を見ます。「プリンセスハオ」完!
やっちまった度 |
あまりにも意味不明なオチ。おそらく打ち切りに作者の心の整理が追い付かなかったなんでしょうね。
描かれたミカンが未完を表わしており哀愁を誘います。
ただし、この後に別紙で連載復活して最後まで描き切ったようです。
人気の作品だったし作者的にもファン的にも良かった!
ベイビーステップ
引用:漫画『ベイビーステップ』
<作者>
勝木光
<連載>
週刊少年マガジン
(2007-2017)
主人公の栄一郎はテニスの世界でプロに。そして同世代のトップ選手との試合が始まる。敵のサーブに苦しみながらもきっと倒せると奮起。審判の「タイム」の声で試合が再開した。完!
やっちまった度 |
意表を突く試合中の作品完結でした。
やりたい事が分からないでもないんですけどね。それにしても色々放り投げすぎなのは否めない。
後に作者が後書きで「自分の力不足だった」と語った事から様々な憶測を呼びましたが、作者としても不本意な終わり方だったのは間違いないでしょうね。
代紋TAKE2
引用:漫画『代紋TAKE2』
<作者>
木内一雅・渡辺潤
<連載>
週刊ヤングマガジン
(1990-2004)
主人公の阿久津丈二は組長まで登りつめるも命を狙われ死んでしまう。しかし目の前にゲームオーバーの文字が。実は主人公たちはゲームのキャラで現実では少年がゲームを遊んでいるだけだった。完!
やっちまった度 |
これは驚愕すぎるオチです・・・確かにタイムスリップするヤクザというSF設定ではあったんです、ただヤクザものでこのオチはアカン・・・
このエンディングは「目が覚めると謎の空間にいた少年少女の脱出もの」でぐらいしか受け入れられないと思うなぁ。
14年の長期連載で作風がヤクザもの、それでこの終わり方ではそりゃファンは怒るよね。
ノノノノ
引用:漫画『ノノノノ』
<作者>
岡本倫
<連載>
週刊ヤングジャンプ
(2007-2011)
女子であることを隠しスキージャンプをしていた主人公のノノは遂にインターハイ出場権を手に入れる。しかしある日ジャンプで転倒した際に胸が丸出しになり女であるとばれてしまう。完!
やっちまった度 |
今まで必死にスキージャンプ頑張ってきたのにどんな終わり方やねん!?
さすがに酷すぎたので単行本でこれは夢で誰にもばれず、その後も活躍してオリンピック代表になるところまで加筆されました。
当然ですね。さすがに雑誌版での終わり方は舐めすぎ(苦笑)
色々と過激な描写も多い作品でしたが、あまり知らないスキージャンプの世界を知る事が出来て、ストーリーも熱いスポ根とオススメな作品です。
セーラーエース
引用:漫画『セーラーエース』
<作者>
しげの秀一
<連載>
週刊ヤングマガジン
(2015-2017)
女子野球でエースの主人公の桜木繭は、強敵と激闘を繰り広げる。そしてついにエースが出てくることに。完。
やっちまった度 |
いやまじでこれですからね・・・とんでもない漫画ですよ。
普通に話の途中で終わってるよね?なかなか前代未聞でしょこの最終回は。
打ち切りだったんでしょうが、作者も明らかに興味を無くしてたんでしょうね。
次の新連載もすぐに決まっていましたし。『頭文字D』のしげの秀一先生なのでレーシング系の漫画の方が合っていたんでしょう(新連載も車系)
でも『セーラーエース』を好きなファンもいただろうし、かなり酷い裏切り行為だと思いました。
世紀末リーダー伝たけし!
引用:漫画『世紀末リーダー伝たけし!』
<作者>
島袋光年
<連載>
週刊少年ジャンプ
(1997-2002)
物語は普通に進んでいましたが、作者の島袋光年先生が児童買春で逮捕。当然連載も打ち切りに!
やっちまった度 |
前代未聞の最終回(?)です。
当時の少年少女たちはこれをどう受け止めたのか。その心境は計り知れないですね。
犯罪で逮捕されて連載終了はさすがに予想できないよ・・・
ちなみに島袋先生はその後『世紀末リーダー伝たけし!完結編』を連載して、しっかりと完結させたのは偉い。
焼きたて!! ジャぱん
引用:漫画『焼きたて!! ジャぱん』
<作者>
橋口たかし
<連載>
週刊少年サンデー
(2002-2007)
世界が水没する危機を救うため、主人公和馬のパンを食べた仲間の河内がダルシムになり地球上の陸地を浮かせ世界を救う。そして河内はパン職人を辞めてリュウやケンと戦い続けることに。完!
やっちまった度 |
おそらく一番有名であろう「酷い最終回」ナンバーワン作品。うん、狂ってるね(ドン引き)。
確かに行きすぎたギャグ描写が多い作品ではありましたが、メインはパンを使ったグルメ漫画。強烈なオチにしたかったんでしょうがこれはさすがにやりすぎ。
河内も途中までは三枚目だけどやる時はやる格好良いキャラだったのにどうしてこうなった・・・
作者と編集、全員が悪ふざけをするとこんなドン引きなことになるんですね。
<まとめ>最終回がひどい漫画を紹介!
いや~酷い最終回が多かったですね。
せっかくそれまで良い作品でも最後が駄目だと評価がかなり下がってしまうのが悲しいところ。それだけ最終回というのは大事なんです。
これから先、また酷い最終回が出てくるのか!?期待・・・したくはないですよね(笑)。
