どうも、マーベル大好きブロガーhasuke(@hasuke_hobby)です。
スパイダーマンの権利を巡ってソニーとディズニー(MARVEL)が対立するという問題が起きました。
【ショック】スパイダーマンがMCU離脱へ、ディズニーとソニーが交渉決裂https://t.co/jkdu5KZniU
金銭面での交渉が決裂。ディズニーはスパイダーマン映画への出資と収益を共に半々にすることを希望したという。 pic.twitter.com/VWOACULoTk
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 21, 2019
※スパイダーマンのMCU離脱は撤回されました!(2019年9月26日)
MCU離脱は撤回されたのでめでたしめでたしなんですけど、一応こういう事があったという事で騒動を記録しときます。
ますは超シンプルにまとめていきますよ~
※MCUとは・・・ディズニー(マーベル)が展開するマーベル・シネマティック・ユニバースの略で「マーベル・コミック」を原作としたヒーローが同じ世界観で活動・共闘していくシリーズ。アベンジャーズが有名。
①ディズニー(マーベル)が売りに出した「スパイダーマン」の権利をソニーが買う。
②2002年から5作品をソニーが制作。
③2015年、ディズニー(マーベル)とソニーが業務提携。
④その事によりディズニー(マーベル)が展開するMCUに「スパイダーマン」が登場。
⑤2019年、利益配分を巡って両者が決裂。
⑥「スパイダーマン」の権利はソニー単体へ?MCUからも離脱?
⑦両社の間で新合意。スパイダーマンのMCU離脱は撤回。
さらに決裂内容などの詳細は次いで説明していきます。
『スパイダーマン』シリーズを解説
問題以前に「スパイダーマンの作品がいっぱいあってよく分からない」という人は多いんじゃないでしょうか?
なのでスパイダーマンの映画シリーズを簡単に整理していきますね。
「知ってるよ」って人はここをクリックして飛ばしてください。
『初代スパイダーマン』シリーズ
監督:サム・ライミ
主演:トビー・マグワイア
初のスパイダーマンが映画化になったこのシリーズ。
2002年に公開となっています。
おそらく世間がイメージするスパイダーマンのストーリーはこの初代シリーズでしょう。
誕生から丁寧に描かれています。
ヴィラン(悪役)もスパイダーマンの宿敵「グリーンゴブリン」や有名な「ドクター・オクトパス」が登場し、まさに正統派「スパイダーマン」となっています。
4作目も予定されていましたが残念ながら軋轢から企画が破綻。リブート(再起動)する事に。
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ
監督:マーク・ウェブ
主演:アンドリュー・ガーフィールド
スパイダーマンをリブート(再起動)したシリーズになります。
簡単に言えばストーリー構成・スタッフ・キャスト等を変えて、また最初から作り直したんですね。
このシリーズでややこしくなってしまった人も多いでしょう(笑)
新しい意気込みで作った作品ですが、興行収入・評価ともに芳しくありませんでした。
それもあってかソニーはマーベルと共同権利にすることにして、マーベルが展開していたMCUにスパイダーマンが参加する事に。
なのでこの『アメイジング・スパイダーマン』シリーズは3部構成の予定が結果的に2で打ち切りになりました。
不憫なシリーズではあります。
『MCU版スパイダーマン』シリーズ
監督:ジョン・ワッツ
主演:トム・ホランド
先述したMCUにスパイダーマンが加わる事になり、まずは単作ではなく『キャプテン・アメリカ:シビルウォー』に電撃参戦することに。
そして、2016年『スパイダーマン:ホームカミング』が公開。
このシリーズでは今までのスパイダーマン誕生エピソードなどをすべて吹っ飛ばし、ヒーローとして活動している状況からスタート。
他のヒーロー(アイアンマン)との交流を描き、アベンジャーズに加入する等、今までとは趣向の異なる作品になっています。
とはいっても単作では基本的にスパイダーマンの活躍が描かれます。
「スパイダーマン」シリーズまとめ
簡単に言うと以下の感じです。
・定番のスパイダーマンを描いた
『初代スパイダーマン』シリーズ
・最初から作り直して設定も少し変えた
『アメイジングスパイダーマン』シリーズ
・MCUに参入して他のヒーローとの共闘もある
『MCU版スパイダーマン』シリーズ
結局ディズニーとソニー、どっちが悪いの?
さて、何となくシリーズの違いについては理解してもらえたと思います。
そこで今回の問題です。
ディズニー(マーベル)とソニーの「スパイダーマン」を巡る争い。
上で簡単に説明しましたがもう少し詳細を追っていきます。
「初代スパイダーマン」シリーズ、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズはソニーだけの作品です。
「MCU版スパイダーマン」シリーズからは「ソニー」と「マーベル(ディズニー)」が業務締結しており、契約内容は以下の通り。
・制作費はほぼソニーが負担
・興収の5%がディズニー、残り95%はソニー
・グッズ収入はディズニー
そして今回ディズニーは契約内容の変更を要求。その新内容は以下の通り。
・興収の50%がディズニー、残り50%がソニー
・「スパイダーマン」だけでなく「ヴェノム」シリーズも同様の条件
・そのほかの条件は変わらず
ソニーがこれを拒否した。こうなっています。
ただし、これはソニーの声明からの情報です。
ディズニー側は沈黙を貫いている状態。
そして、2019年6月29日にソニーとディズニーで新合意が締結されました。
・ディズニーは製作資金の約25%を負担
・ディズニーは収益の約25%を受け取る
・グッズ収入は変わらずディズニー
ディズニー側が興行収入の面で譲歩した形でしょうか。
正直言って、前に提示した条件はさすがにディズニー側がやりすぎだったと個人的には思いましたね。
何はともあれ、お互い納得できる形で合意されたから良かったです!
また、これからもMCU版スパイダーマンが観れるぞー!
今後の展開はどうなる?
権利問題が落ち着いたので、これからは今まで通りMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)が展開されていくでしょう。
ただこの騒動で囁かれていたスパイダーマンがソニーに戻ったケースでの予想されていた話があります。
アメコミ映画はMCUが有名ですが、実はソニーも同じような映画シリーズを展開しているんです。
正式名は「ソニーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター」。
その第1作目は日本でもヒットした2018年公開の『ヴェノム』です。
ヴェノムはマーベルの人気ヴィラン(悪役)であり、スパイダーマンのライバル的存在でもあります。
ちなみに初代スパイダーマンシリーズ3作目のヴィランでもあります。
このシリーズにスパイダーマンも参戦していき、ヴェノムとも共闘していくという話が出ていました。
契約問題は落ち着きましたが、この流れでひょっとしたらMCU路線継続のままソニー作品にも出演もあるかも!?
そうなったらどっちも好きなので最高すぎる!!
ソニーもディズニーも手を組んでファンの為に頼むよ(笑)
<まとめ>スパイダーマン権利問題
一旦は落ち着いたので、しばらくは権利問題はでないでしょう。
ただまた起こる可能性は無きにしも非ず・・・
どちらにしてもファンの為の作品作りを期待したいですね。