どうも、hasuke(@hasuke_shinen)です。
現在、ラブコメ界の大人気作品『五等分の花嫁』『ぼくたちは勉強ができない』、皆さんご存知でしょうか？
この記事を読んでくれてるぐらいなので、当然知ってますよね。
『五等分の花嫁』は2019冬にアニメ化されて作画が軽く崩壊しつつも、結果的には良い出来に仕上がり成功しました。
そして、この2019春に『ぼくたちは勉強ができない』もアニメ化されました。
そこで今回は巷で似てると言われるこの2作品を、徹底比較しようと思います。
軽いネタバレはありますが、核心には触れないようにしているので、作品紹介として読むのもオススメです。
下記の4つの要素を比較しようと思います。
・ストーリー
・主人公
・ヒロイン
・人気
パクリ疑惑？どちらかがパクっている？
まず比較する前に「パクリなんちゃう？」という声も聞かれるので、それについても簡単に考察しますね。
五等分の花嫁
【2017年1月25日】読み切りが掲載（2017年8号）
【2017年8月9日】新連載（2017年36・37合併号）
ぼくたちは勉強ができない
【2017年2月6日】新連載（2017年10号連載）
以上の事実から『五等分の花嫁』読み切りと『ぼくたちは勉強ができない』新連載の間隔は二週間程度しか空いていないことが分かります。
二週間でパクって作品にするのはほぼ不可能でしょう。
また、両作品の作者同士も交流がある良好な関係のようです。
これらの事を考慮すると、パクリではないと言っていいでしょう！
ストーリー比較
五等分の花嫁
高校2年生の風太郎は、成績優秀だが生家が借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。
ある日、風太郎は中野五月という転校生と知り合い、勉強を教えるよう乞われる。
しかし風太郎はこれを断り、さらに放った一言が彼女の怒りを買ってしまう。
その直後、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。
風太郎の仕事は、五月を含む五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。
落第寸前の成績であるにもかかわらず勉強する意欲すら見せない5人に頭を抱える風太郎だったが、夏祭りなどを通して五つ子と交流する中で、はじめから比較的協力的だった四女・四葉に加え、三女・三玖と長女・一花の信頼を勝ち取ることに成功する。
ぼくたちは勉強ができない
主人公の唯我成幸は、一ノ瀬学園に通う高校3年生。
一ノ瀬学園には歴代の生徒の中でも特に優秀な生徒に限り、大学進学にかかる全ての費用を学校側が負担する特別VIP推薦の制度があった。
貧しい家族に楽な生活をさせたいと願う成幸はその推薦を獲得すべく日夜勉学に励んでいたものの、理系科目で緒方理珠に、文系科目では古橋文乃に後れをとっていた。
そんな中、成幸は推薦の審査面談にて学園長から条件付きで推薦を許可される。
その条件とは、「理珠と文乃の2人の教育係に就き、2人が志望する大学に合格させる」ということだった。
しかし、2人はいずれも他人が羨む才覚を持ちながらも、それぞれ不得手な分野に強い憧れや将来の夢を見いだしており、理系科目が得意な理珠は文系の大学、文系科目な文乃は理系の大学をそれぞれ志望していた。
いずれも志望科目の成績は壊滅的で、またいずれも天性の才覚に頼るタイプであるため、互いに得意科目を教え合うのも上手くいかない。
さらに成幸は、スポーツ特待生だが勉強全般が苦手な武元うるかの面倒も見ることになる。
ストーリー比較 まとめ
共通点は2か所でしょうか。
・貧乏な生活を送っている
・家族を楽にする為にヒロインに勉強を教えることになる
これはびっくりするほどそっくりです。
同時期に連載したラブコメの根幹が、共通しているってのも面白いですね(笑)
そりゃパクリと思う人が出てくるのも分かります。
ストーリーの導入部分は、あまりに似ていると言わざるを得ないですね。
主人公比較
上杉風太郎（CV.松岡禎丞）
『五等分の花嫁』主人公。高校2年生。
頭脳明晰で冷静沈着な性格。
真面目な勤勉家であり、テストでは全教科100点満点。
しかし、社交性は無く、人付き合いも悪い。友人も無し。
その一方、仲良くなった相手には真摯に向き合い、思いやりをみせる。
恋愛に関しては鈍感を通り越して、無駄なものと言い切る。
しかし、ヒロインたちと関わることで徐々に変化しつつある。
実は元金髪ヤンキー。
家族構成は父親と小学生の妹の三人暮らし。
唯我成幸（CV.逢坂良太）
『ぼくたちは勉強ができない』の主人公。高校3年生。メガネ男子。
物覚えも要領も悪いが努力を怠らない凡人出の秀才。
全教科で8割以上の成績を維持している。
面倒見がよく世話焼きな性格であり、人に物を教えるのは非常に得意。友達も多い。
ヒロインたちの苦しみに共感して、自身も本気で教える事を決意した。
異性に対する興味は思春期男子なみに持っているが、自身に対する好意に対してはかなり鈍感。
家族構成は母親と姉弟3人の5人ぐらし。中学生の妹はかなりのブラコン。
主人公比較 まとめ
似てるようで似ていない主人公たちでした。
頭は良いが、天才型と努力型。
性格はクールと優しいでほぼ真逆ですね。
恋愛に関しては、風太郎は無駄ときっぱり断ち切っています。
成幸は恋愛に興味はあるものの気付かないという王道の鈍感主人公で、違いははっきりしています。
ただ、家庭環境は共に貧乏で片親、妹ありとそっくりです。
ラブコメ主人公に妹は付き物ですけどね(笑)
という感じで主人公に関しては違いがはっきりしていました。
ヒロイン比較
『五等分の花嫁』ヒロイン
中野一花（CV. 花澤香菜）
『五等分の花嫁』のヒロイン。長女。
小悪魔的な性格だが、面倒見の良いお姉さん気質でもある。
私生活はかなりズボラで自室は汚部屋、寝る際は半裸。
女優の夢を応援してくれた事から、主人公に好意を持つようになる。
原作では主人公への好意が暴走中。
人気投票は第4位。
中野二乃（CV.竹達彩奈）
『五等分の花嫁』のヒロイン。次女。
勝気な性格で口が悪い。ツンデレ。
姉妹に対しては深い愛情を持っており、その関係性は誰にも邪魔されたくないレベル。
料理好きでオシャレに気を遣うなど女子力が高く、社交的で友人も多い。
真っすぐな性格で好きになると直球勝負。原作では株を爆上げ中。
人気投票は第5位。
中野三玖（CV.伊藤美来）
『五等分の花嫁』のヒロイン。三女。
口数の少ないクールな性格。
大の運動音痴で料理下手、歴女でもある。
普段から首に掛けているヘッドフォンがトレードマーク。
真剣な主人公の熱意に触れ、5人の中で一番早く好きになる。
人気投票は第1位。天下第一。
中野四葉（CV.佐倉綾音）
『五等分の花嫁』のヒロイン。四女。
明るく前向きな元気っ娘。
その反面、頼み事を断りきれないお人好しな部分も。
運動能力が非常に高く、女子バスケ部や陸上部に助っ人を頼まれる程である。
主人公に対しては最初から協力的だが、恋愛感情があるかは明らかになっていない。
人気投票は第2位。
中野五月（CV.水瀬いのり）
『五等分の花嫁』のヒロイン。五女。
真面目だが、何かと要領の悪い性格。
やる気はあるのだが、勉強も上手くいかず成績は悪い。
かなりの食いしん坊であり、なにかと食べているシーンが多い。
主人公とはぶつかり合いながらも、関係性は深くなってきている。
人気投票は第3位。
『ぼくたちは勉強ができない』ヒロイン
緒方理珠（CV.富田美憂)
『ぼくたちは勉強ができない』のヒロイン。
クールだが負けず嫌いな性格で意外に感情的になりやすい。
理系分野では天才的だが、相手の感情を読み取ることが苦手で文系は学年最下位レベル。
相手の心理を知りたいという思いから、心理学を学ぶための文系の大学を志望する。
主人公に無自覚に惹かれつつあるが、まだ自覚できていない。
人気投票は第4位。
古橋文乃（CV.白石晴香）
『ぼくたちは勉強ができない』のヒロイン。
優しい性格で人の心を読むことに長けているが、その反面気を使いすぎて気苦労が絶えない。
文系では右に出るものはいないが、理系は壊滅的レベル。
亡き母親の影響から星に関わって生きることを志し、天文学を学ぶべく理系の大学を志望する。
父親との一件で主人公に応援されたことから、主人公を意識するようになる。
人気投票は第2位。
武元うるか（CV.鈴代紗弓）
『ぼくたちは勉強ができない』のヒロイン。
常にハイテンション且つマイペースな性格。
空気の読めない面もあるが、友情は大事にしている。
スポーツ万能なスポーツ特待生。
水泳部員で驚異的な成績を残しているが、志望校の推薦入試に英語試験が追加され、主人公の教育を受けることになる。
主人公とは中学時代からの関係で、その時からずっと恋愛感情を抱いている。
人気投票は第3位。
桐須真冬（CV.Lynn）
『ぼくたちは勉強ができない』でのヒロイン。
一見クールな性格で、冷たい物言いをすることが多い。
学園の教師で担当科目は世界史。文乃と理珠の初代教育係。
才能を無駄にしない道を進ませるべきという姿勢を貫き、厳しい教育姿勢を持っている。
一方で生徒の事は真剣に想っており、山で迷子になった理珠を自分の手が傷だらけになりながらも探し出そうとするなどの優しい一面を持つ。
しかし、私生活はズボラで、部屋は汚部屋、服装も高校のジャージで過ごしている。
主人公とは私生活を見られてから、何かと縁がある。
人気投票は第1位。
小美浪あすみ（CV.朝日奈丸佳）
『ぼくたちは勉強ができない』のヒロイン。
後輩の面倒見は良いが、意地悪で他人をいじる事も好きな性格。
学園の卒業生で、成幸たちの1学年上の先輩。
実家の診療所を継ぐために医大を目指すが、理科が苦手で一浪しており、予備校に通いながらメイド喫茶でアルバイトをしている。
予備校で主人公で出会ってから、先輩後輩として仲良くなる。
人気投票は第5位。
ヒロイン比較 まとめ
『五等分の花嫁』は五つ子がヒロインという斬新なスタイルです。
顔は一緒なのに、性格や髪形で上手くキャラ分けできています。
主人公との距離感も絶妙で、誰とゴールを迎えるのか読みづらいんですよね。
『ぼくたちは勉強ができない』も5人ヒロインがおり、ラブコメの王道な5人です（後輩がいれば完璧）
新連載の表紙、1話の扉絵を観る限り、最初は理系と文系の二人ヒロインでいこうとしてたっぽいですね。
それがテコ入れなのか構想内だったのか分かりませんが、サブヒロイン投入したらサブヒロインの方が人気出るというのも面白い話ですね。
こちらも理系と文系どちらかとゴールしそうでしたが、人気投票の結果でまた分からなくなってきています。
ヒロインに関しても『五等分の花嫁』『ぼくたちは勉強ができない』ともに違いが見えました。
全員同級生でヒロイン同士にも繋がりがある『五等分の花嫁』
同級生・先生・先輩と幅広く個別のエピソードが多めの『ぼくたちは勉強ができない』
性格やキャラ的にもかぶっている要素もあまり見られません。
主人公同様、ヒロインも両作品ともに違った個性が出ており、共通点はあまり無いと言えるでしょう。
両作品の人気
『五等分の花嫁』はアニメ化効果もあり、コミックス最新刊の売上は33万部を超えています（オリコン調べ）
また、累計では300万部を突破したそうです（公式発表）
大ヒット作品と言っても間違い無いレベルですね。
アニメのDVD売上も初動で7000枚を超え、成功を収めています。
一方、『ぼくたちは勉強ができない』ですが
最新刊は出たばかりなので、一巻前の10巻の売上で見ると約93000部ぐらいのようです（オリコン調べ）
今のところは完全に差をつけられている・・・というより『五等分の花嫁』が大ヒットして、一つ上のランクに上がった感じです。
『ぼくたちは勉強ができない』もアニメ化の勢いで人気を伸ばしてほしいです。
ちょっと作画が心配だけど・・・
＜まとめ＞五等分の花嫁vsぼくたちは勉強ができない
今回の比較を下記にまとめます。
・連載開始は、ほぼ同時なのでパクリではない
・設定はそっくりで、ストーリーの根幹はほぼ同じレベル
・キャラクターは主人公・ヒロインともにはっきり差別化されており、似ている要素は少ない
・人気は圧倒的に『五等分の花嫁』が上、『ぼくたちは勉強ができない』がアニメ化効果でどこまで人気を上げることができるか期待
個人的にはどっちも面白い作品なので、どんどん人気出てほしいです！
ただ学園ラブコメなので、終わり（卒業）は見えてきています。
どのような結末を迎えるか、期待と不安が入り混じっていますが、これからも応援していきたいと思っています。
ちなみにhasukeの推しヒロインは三玖とうるかです！（誰も聞いてないか笑）
